前回の続きから!
健康診断を終えた翌日。
朝7:30に正門に集合し工場へ足を踏み入れた。
最初に研修があるとの事で会議室へ向かった。
私一人ではなく同じ日に入社する方々と合同で参加する。
内容は安全に関してだったりコンプラに関する事だったり。難しい話は無かった。
とにかく時間との戦いという感じ。
朝8:00~15:00まで途中お昼休憩を挟んで研修が続いた。(この研修も給与は出ます)
研修も終わると最後に配属先が発表となる...
正面のモニターに名前と部署が映し出された...
私は自分の名前を探す......
私が配属されたのは
ミッション製造部門
あくまで個人の感想だが完全にハズレを引いた。
エンジンの組み立てに興味があってここへ来た訳で...。それにエンジン工場だけあってエンジンの組み立てを想像していた。
そしてミッションの組み立て作業ならまだ良かったのだが。
なんと歯車を作る部門らしい。
「なんでだよ!」「歯車作るならもはやただの工場と一緒じゃん!自動車工場というかわざわざエンジン工場選んで来た意味!」
という心境だった。
そして私は立ち上がった。
「おい!なんでミッション製造部なんだ!!
仕事の処遇について話してくれ!」
「俺は仲介のヤクザからエンジン組み立てをするって聞い来たんだ!」
と激を飛ばした。仲間もそれに続き
「そーだそーだ!」「ちゃんと説明しろ!」と
会場は騒がしくなる……
というカイジのような展開にはならず...。
淡々と現実を受け入れる。
話は戻り
職場探しをしていた際に派遣会社から部署希望は出せずランダムに決まると言うことは知らされていたので、まぁ外れたなという感じです。
ちなみにミッションとは、車の変速機のことです。自転車で言えばここです↓
これの車版がこれ↓
難しいですね。中にはこんな歯車が入ってます↓
これを作るわけです。
部署が決定したらその後はミッション製造部門の建物へ移動して次回の持ち物や出勤時間など簡単な説明を受けて解散となった。
今日はそんなこんなで初日を終えた。
寒空の田んぼ道をとぼとぼ歩きアパートへ向かっていた。
今日は金曜日。早く月曜日になって欲しい...そう思っていた。その心理はこうであった...
「自分は期間工で適合できるのか...もし辛かったら耐えられるのか...人間関係は良好なのか...辛いキツイ肉体労働なのか...と。
自分に出来るかどうが早く知りたいのである...
仮に出来なければ今後の予定や稼ぎ方を再構築しなければならない
それと私にとって期間工とは海外を目指す為の...
最後の武器なのだ。
ボーナスも無い派遣社員にはまとまった資金調達は難しい...そんな中一気に稼げる仕事として見つけた期間工は私にとってのチャンスであった...
今までのブログではあまり書いてこなかったが
常にこの気持ちが心にあった。
故に急いでホテルを辞めて期間工に来たという訳である。
海外は2024年の9月に行きたいと思っている。
時間が無い...。
そんな焦りを背負いながら関東某所の強く冷たい風が吹く田んぼ道を歩いていた。
次回は期間工2日目!ついに制服に着替えて工場内部へ入ります!果たしてどんな部署なのか...お楽しみに!