派遣が0円から170万貯めて海外目指すブログ

期間工をはじめチャレンジや経験を記します!

第12話 今を頑張る!

お待たせいたしました。

前回の続きから!

 

1月7日は連休最終日で、夜には実家からアパートへ戻ってきた。

アパートに着くと、間を開けず重い腰を上げて家事を始めた。

ホテルで働いていた時は、面倒な家事は後回しにしてきた。「明日の朝にやろう」と後回しにして出来た試しなど1度もなかった。

洗い物を済ませ炊飯器のタイマーをセットして早々に寝床についた。

 

時刻はまだ21時だが、眠気も十分だ。

明日は早いからすぐ寝るべきなのに、つい寝るのが惜しくて携帯をいじってしまう。結局22時過ぎまで起きていた。この癖も治さないと睡眠時間が削れ仕事に響いてくる。

 

翌朝4時45分。アラームで起きた。

以外にもスッキリした目覚めで「早いのも慣れたのかな」と思った。魚屋のアルバイトで1時や2時起きで鍛えられたのは間違えない。

しかし、いざ起きようとすると強い眠気が襲う。なんとか...なんとか起き上がる。

 

毎回思うがこの目覚めてから体を起こし着替えて歯を磨き身支度を整えるまでの15分間が本当に鬱である

今回含め毎回早起きした時に

こんな辛いことはしたくない。稼ぎが減って貯金に時間がかかり海外行きが遅くなっても構わない。だからもっと楽なとこで働きたい

とこの時は思ってしまう。とにかく消極的になる。

 

そんな気持ちを押し殺し、ヒーターにあたりながらおにぎりを作った。

年末の帰省前に冷蔵庫を空にして家を出たので今日はおかずが無い。

「まぁいいやお昼の気分でおかずはコンビニで買うか最悪白米だけでいいか」と思いながら袋に詰めた。

 

家を出る。

 

朝5時50分でも真夜中のように辺は暗い。

国道沿いの灯だけが暗闇の中に点々と並び

その静かに灯す灯りはどこか静かげで

まだ街が眠っていることを表すように、そう感じる。

 

自転車のライトから照らす僅かな光を頼りに静かな田んぼ道を進む。

決して心は晴れてない。行きたいとか行きたくないとか、そんな決断などせず今はただ行くしかない現実を分かりきってる自分の心はただ、淡々としている。

 

朝6時30分

職場に着き仕事が始まる。

今回からは見守り無しで独立して作業した。

完全に独立という訳ではない。6つの工程のうち2工程を私が行い残り4工程は別のスタッフの方が行う。何かあればお声がけしフォローして頂くという形。 

作業は入職後3日目にやったものと変わらない。2つの内容の違う単純作業をひたすら繰り返すだけである。

 

途中、機械がエラーを起こして掃除の時間が2時間あった。床に滲んだ機械油を布で拭くだけである。掃除しながらふと、こう思った。

「この簡単な掃除をしているだけで1800円貰えているのか」と。

働いていると時給1800円が頭から抜けているがこれは本当に凄いことだ。

契約満了までは長い道のりで先を考えたら長くなる。しかし、そのうちのたった数時間でも楽して稼げたという事実には変わりなく、それを思うと前向きになれる。

「先を考えない。今を考える。」

そうこれなのだ。

とにかく今を生きる。今を積み重ねる。

この考えを重視しなければ期間工はやっていけないと思った。

 

お昼休憩になり昼食の時間となった。結局買いに行くのが面倒で具なし味なしのおにぎりを食べた。普段当たり前に出るおかすの有難みがよく分かった。

 

作業はそのまま夕方まで続いた。

仕事に関してはそこまでストレスなく続いたのだが、ひとつここで派遣会社に対し不審な気持ちになる出来事が起きた。

 

というのも、私が在籍するミッション製造部門では残業が基本的に無いという。しかし一部は残業があるという。幸いにも私の在籍している組は残業があるということだった。

これに対し私は「運が良かった」とは思わなかった。仕事先を探していた1か月前、本当に40万稼げるの不安だった。なので派遣会社にもそれを質問していた。

派遣会社からは、工場の生産状況等により残業量は左右され額面も変化してくるが、だいたいは40万近く稼げるという話があってここに来た。

なのに、そもそも残業が無いのが基本となると話が違ってくる。

私はお金に困って稼ぎに来ている。

おまけに時間も無い。だから色々考えシビアに探したのに。

 

しかし、こうも考えられる。

派遣会社の求人に推定月給40万と記載している為、相違が無いように私を残業がある組に配属した。という可能性もある。このパターンなら何も問題はない。

しかし、上記のようなことは無く、たまたま私がここに配属されて運良く残業出来ていたとするなら私は派遣会社に対し信用を失ってしまう。

 

話はまだ続く。

なんだかんだ残業ができるのは良いとして次にいくら稼げるのかという点だが...。40万円稼げそうも無いことが分かった。

日勤は1日2時間程度残業ができるのだが、夜勤になると残業がほとんど無いという。

私の職場は「連続2交代」という勤務形態であり、要は1週目は日勤で2週目は夜勤という形で日勤と夜勤が週ごとに入れ替わる。

つまり日勤は月10日程度になり、残りの10日程度は残業が出来なくなる。

 

あとは深夜給も減ってしまうことが分かった。

募集要項には月60時間とあったが実際は月40時間になってしまった。

これに関しては部署により変動があることが募集要項に記載されていたので問題はなし。運が悪かったという形になる。

 

ひとまずどれくらい稼げそうか下記に詳しく計算してみた。

 

【基本給】

1800円  ×  8時間  = 14,400円

→14,400円×20日(月により変動あり)

28,8000円...①

 

【残業代】

2240円(1800円×1.25)  ×  25時間

56,000円...②

【深夜給】

450円(1800円×1.25=2250円→2250円-1850円=450円)×40=18,800円...③

 

【合計】

①28,8000+②56,000+③18,800

368,800円

 

約37万円であった。

3万の差がある。

170万貯める私にとってこの3万の差で海外への出発が1ヶ月2ヶ月遅れてしまう。(1ヶ月でも遅れたくない理由はまたいつか書きます。)

 

まぁだからといって辞めようとは思わなかったが少し残念ではあった。

 

仕事が終わりスーパーに寄ってから帰宅した。

大して仕事では動いていないはずなのにかなり疲れが出ていた。理由はよく分からない...。

 

休みたいとこではあるが嫌々ながら家事を進めた。普段なら先送りしてしまうのに。

 

なぜ出来たか、それは今日仕事中に思った

「今を積み重ねる精神」が頭にあったからだ。

今を頑張らなきゃいけない 

先送りはしてはいけない。そう強く思い手を動かした。結局色々すると20時30分をまわる。

そこから色々やりたいことがあり、手をつけようとしたが疲労で動けなかった。

「やらなきゃやらなきゃ」と思う気持ちがストレスにもなった。

 

結局何も出来ずその日は終わった。

 

仕事から帰ってきたら何もせずにいた生活から少しずつ進歩はしている。

ただこれを続けることはとても大変だと思った。

一人暮らしで自炊して朝早くに出勤する生活の辛さを感じ床につくのだった。

 

今回はここまで!

次回

上り調子で終わった昨年末から一気に転落!

朝が起きられない...仕事が嫌になり本格的に辞めてしまいそうなる自分...

果たして仕事は続くのか!

お楽しみに!