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期間工をはじめチャレンジや経験を記します!

第15話 不安定な心

前回の続きから!

 

朝5時過ぎ

 

……

 

何をどう足掻いて、プラス思考に持ち込もうが

家事を手短に済ませ早く寝て十分な睡眠をとろうが..結局朝になれば「鬱」気分は抜けなかった。

過去の記事に書いてきたように、毎朝訪れる沈む気持ちは変わらなかった。

 

「これを毎日繰り返すのか…これで本当に良いのか…」

「稼げても、無理をしていることは間違えなくこの先、毎日これを繰り返したら心が疲れきってしまわないか...それ以前にそこまで耐えられるのか…」

 

枕元のライトだけが灯る薄暗い部屋の中で

今日もまた、そう考えた。

ただ今日は少し違う...。

毎日このように思っていても...今日は少し違う。

 

自分の心の中に「本格的に辞めよう」という感覚がうっすらと見えはじめていた。

それ故、今朝のその気持ちはただ消極的な気持ちの吐露ではなく「決意」のような意味が込められていた。

 

「辞めたい」から「辞めるべき」に気持ちが変わっていた。

 

 

出勤する。

仕事は少しづつ慣れてきたものの…辛さも出てきた。辛さというのは、慣れてくると作業がスムーズになり作業と作業の「間」が無くなる。そうなるとずっとずっと動いたままひたすらギアを作り続けることになる。

単純作業の渦が見え始めた。

「やはりここもか……狂うタイプの作業だったか...」と自分が苦手な作業タイプであったことが浮き彫りになり辛くなった。

 

朝が辛いこと...作業タイプが自分に合わないこと...

我慢すれば解決はする...ただ事実「嫌なことは嫌なのである」

もう心には「いつ辞めるか」というタイミングを探すまで来ていた。

 

 

 

その時は早かった

 

 

プライバシーの関係で詳しくは書けないのだが

簡単に言えば人間関係の問題が浮上した。大きな問題ではない。

ただ俺が間違えていたとか悪かったという事は無い。ちなみにその場では解決しなかった。直ぐに辞める程の事ではないが、だいぶ頭にくるような事柄だった。

 

とにかく私にとっては絶好のタイミングだった。

というのは、これが「辞める理由」になるからだ。

何も無くいきなり辞めるのは今の私には出来なかったが、こうして理由さえ出来れば辞めやすい。

 

良い悪いは別の話として、派遣にとっては、辞める理由なんぞ何でも良くて...だから今回みたくとにかく理由さえ得られればそれで良かった。

 

そうは言っても本当にこのタイミングで辞めるかどうか迷っていた。目先の生活費のこともあるので…。

 

業務が終わりロッカールームで着替えを済ませ、ロッカーの中の全ての荷物を取り出した…

「もう...辞めよう......いや...辞めるのはもう少し先にしようか......まぁ明日また来るなら荷物は持ってくれば良いだけだし…とりあえずは空に...」

そう考えて荷物をまとめた。

ロッカーを空にしたということはもう結論は出ていた。

 

私は足早に外に出た。

自転車を漕ぎ始める。左側に工場が見える。「もう来ることは無い」そう思うと、いつもと見え方が違ってくる。どこか解放されたような自分とは関係のない場所のようなそんな気持ちが薄らとあった。

 

自宅についてもまだ心はぼんやりとしていた。

明日どうするか…どうやって辞める......やっぱり行こうか... 

そう繰り返し考えていた……。

時間はまだある……どうする自分!!

 

今回はここまで!

 

次回!

 

期間工を辞めるか続けるかの瀬戸際にたった私は果たして…どちらの道を選ぶのか! 

まだ引き返せるぞ!どうする自分!?

お楽しみに!