前回の続きから
アラームが鳴る。
時刻は朝の5時過ぎ……
結局昨晩のうちに結論は出なかった...というより出せなかった…。スヌーズで繰り返し鳴るアラームを止めてはどうするか考え...それを繰り返す...。
時間は淡々と進む。
こう考えていた…
「結論は出せない……だから行けない状況を作り出してしまうしかない...」
時間はすぎて、5時50分...もう出発しないと間に合わないのにまだ布団の中にいる。そして故意に二度寝する。つぎに目が覚めると6時20分。「まだ休む連絡は入れられる...」そう思いつつまた眠る…。
そして次目覚めた時は、意識が朦朧としていたがスマホの画面には6時30分と出ていた。
「今頃朝礼だな……どうなっているか...……」
「昨日の一件もあるし…理由はそれだと職場の方も思うだろう………休んでしまった...連絡無しに...」
罪悪感にかられつつ…こうして自ら作り出した環境で仕事を休むことに少しの安堵もあった...。辛かった毎日から抜け出せたことに。
朦朧とする意識の中
「これで...これで寝てしまえば、もう完全に...次起きたら欠勤になっている……」
寝てしまえばその間の葛藤を味わうことなく、起きた時には結果が出ている。それを望みまた眠るのだった。
遡れば、この職場に来て離職率が高いことを知ってからずっと「辞めようと思えば辞めれる」という思いが脳裏にあった。
正社員で入っていたらこうして辞めることは無かった。それは「辞められない」と自分の中で自制するからだ。しかし派遣となると、自分に素直で良いという考えになってしまう。
「嫌なら無理してまで続けなくて良い」と。
海外には行きたい。その意思はある。
ただ海外留学は仕事のように「やらないと生きていけない」事では無い。それ故「絶対に何があっても行ってやる」と自分の中でならないのも事実。
時は過ぎた…起きた時には時刻は8時を過ぎていた。
吹っ切れたとまではいかないが、そこにはもう「結果」が出ていて気持ちはいくらか楽だった。
「期間工を辞める」そう結果が出ていた。
ここからは展開が早かった。退寮する為に荷物をまとめ、寮から自転車で40分くらいのとこにあるレンタカーで車を借りた。
荷物はある程度まとまっていたので車の積み込みと清掃含め2時間で終わった。
まっさらな部屋に戻る。
あっという間の3週間だった。
私は玄関を出た。
2時間で寮をもぬけの殻にしパンパンに荷物を詰んだ車はまるで夜逃げ。
その後、派遣先に辞めることをお伝えし受理となった。
悲観的な心理ではなかった。
仕事の内容だけでなく、自分が仕事に対してどんな考えを持つのか自分自身を知ることが出来た。
これをしたら続かなくなるという指標もできた。
以前記事にも書いたが、先月ホテルを早々退職したのはこうした事態に備える為でもあった。
想定外と言えばそうだが、想定内でもある。
そんな感じだ。
不安もある。お金のこと海外のこと...。
ただ今はこの環境が終わった事の安堵で気持ちはいくらか軽くなっていた。
雪予報で世間は朝からザワついている。
積もる前にと、実家に向け車を走らせたのだった。
はい...はやく仕事見つけます...
ありすちゃん!俺は絶対海外に行ってやる!
次回!
私が住んだレオパレスの紹介コーナー!
「レオパレスってどうなの?」その実態に迫ります!
そして!私のブログはまだまだ続きます!
期間工は辞めましたが夢は続きます!まだ先があるのです!
お楽しみに!